私が買うのは運命を感じたものだけ。好きなものだけに囲まれて暮らすコツ。
トレンドで可愛いと思って買ったのに、一度も着ていない服。
急に寒さが深まり取り合えずすぐに着るために買ったけれど、色味がいまいち気に入らないトレンチコート。
流行や必要性に迫られて買ったものは、使っていくうちに愛着がわくこともありますが、実際はお気に入りとは呼べないこともしばしば。
ミニマルな暮らしの魅力の一つ、好きなもの・お気に入りのものに囲まれた暮らしは、普段の買い物でどんなものを選ぶかの基準がポイントになってきます。
素敵なモノには運命を感じる
私の購入の基準は、運命を感じるかどうか。それを使ったとき、身につけたとき、ワクワクするか、ときめきを感じるか。
素敵なモノとの出会いは、素敵な人と出会ったときの感覚にも似ています。
恋愛において、可愛い子なら誰でも好きになるわけではないでしょう。むしろ特別可愛くはないのに非常に惹かれる子がいたりするものです。
モノとの出会いも同じで、そう頻繁に運命を感じることはありません。しかし、出会ったときは一度通り過ぎたショッピングウィンドウにまた戻ってきてしまうくらい興味を引かれ、多少値段が高くても購買意欲が勝ります。
好きなものだけに囲まれた暮らしにあこがれるなら、買い物の際に運命を感じるかどうか感覚を研ぎ澄ませてみてください。
小さな違和感に妥協しないことがポイントです。形も大きさも素敵だけど、もう少し明るい色だったらいいのに。納得できないポイントがあるなら、もう少し探してみると好みど真ん中のものに出会えたりします。
モノをアップデートする
中学生のころから使っている壁掛け時計は、今の趣味にも部屋の雰囲気にも合わない派手なピンク色。
こんな風に好みじゃないのに使い続けているもの、ありませんか?
断捨離によってものを厳選した後、さらに素敵な生活空間を作るためには、必要だから持っているものをお気に入りのものにアップデートしていく必要があります。
新しい壁掛け時計にアップデートしようと意識していると、何気ない普段の買い物で良い時計との出会いに気づきやすくなります。
急ぎでないなら、いいものとの出会いを気楽に待つことがおすすめです。
ふとした瞬間に、最高のモノとの出会いが訪れるでしょう。
モノとの別れと向き合う
どんなに気に入っていたものでも、使い続けるうちに壊れたり古く劣化したりします。
ボロボロになっていつしか”お気に入り”ではなくなってしまったモノとは、お別れをしましょう。
使わなくなったモノをしまい込んで忘れてしまうのは、自分にとってもモノにとっても良くありません。収納スペースを無駄に占領してしまいますし、モノは使われるという本来の役目を果たすことができません。
使わなくなったら捨てたり人に譲ったりしてお別れすることが、自分を幸せな気持ちにしてくれたモノに対する最良の向き合い方です。
まとめ
お気に入りのものだけに囲まれて暮らすポイントは3つです。
- 運命を感じたものだけを買う
- お気に入りにアップデートする
- モノとの別れと向き合う
モノを買うときも捨てるときも、ときめきを感じるかどうかを意識するのがポイントです。
感覚に耳を傾けて、素敵なモノとの生活を送ってください。
イギリス料理はほんとうに不味いのか?
ヨーロッパのどの国に旅行に行くか迷ったとき、イギリスは料理がおいしくないからと候補から外してはいませんか?
なんとなく知ってるその知識、今はもう古いかもしれません!
私がロンドンとエディンバラを訪れた際に入ったレストランやカフェの料理はおいしいものばかりでした。
イギリスの家庭料理がどうかはわかりませんが、少なくとも観光地のレストランは味のクオリティが高いところが多い印象。
もちろんはずれのお店もあるでしょうが、心配するほどではありません。
今回はイギリスで出会った美味しいものたちを紹介します。
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見所たくさんなエディンバラ城!城の中には何がある?
街の中心の小高い丘の上にそびえたつエディンバラ城。
空港からエディンバラ市内へバスでやってくると、最初に目にはいってくる場所です。堅牢なつくりの要塞は、街のいたるところから眺めることができ、移動時の目印にもなります。
そんなエディンバラ城は、観光で絶対に訪れるべき場所の1つ。観光向けにしっかりと整備されており、中でできることがたくさんあります。
数カ所の博物展示、写真映えする建物や庭、大砲がある屋外、休憩スポットのカフェ、充実したお土産屋とウイスキーショップ。見所がたくさんあり満足度100%間違いなしです。
日本の城とは違いがたくさんある”ヨーロッパのお城”。今回はその内部を紹介します。
- エディンバラ城のなか
- ゲートをくぐろう
- 屋外
- カフェ
- ショップ
- おわりに
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ハリーポッター好きのスコットランド観光ガイド。エディンバラで魔法界をのぞこう
ハリーポッター好きならば一度は訪れてみたいスコットランド。イギリスの北部にあるスコットランドの中でもとくにエディンバラは歴史的な外観を楽しめる街並みが広がっています。
首都ロンドンはかなりモダンな街並みなので、ハリーポッターの世界観を求めて旅するなら断然おすすめの場所です。
今回はヨーロッパの雰囲気が好きな方のために、有名な観光スポットからマイナーだけど素敵な場所まで紹介します。
- エディンバラ城(Edinburgh Castle)
- ロイヤルマイル(Royal Mile)
- エレファントハウス(The Elephant House)
- ホーリールード宮殿(Palace of Holyroodhouse)
- カルトン・ヒル(Calton Hill)
- アーサーズ・シート(Arthur's Seat)
- ロイヤルボタニックガーデン(Royal Botanic Garden Edinburgh)
- ディーン・ヴィレッジ(Dean Village)
- セント・ジャイルズ大聖堂(St Giles' Cathedral)
- セント・ジョーンズ教会(St. Jhon's Church)
- アームチェアブックス(Armchair Books)
- 魅力が詰まったエディンバラ
- グラスゴー大学
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ヨーロッパで餃子を作ったらめちゃくちゃ喜ばれた話。
通っているノルウェーの大学には、ヨーロッパ各国からたくさんの留学生がきています。
先日、留学生たちが自国の料理を作って持ち寄る「インターナショナルフード」というイベントがありました。
そこでわたしは餃子を作ることに。それって中華料理なのでは、という話は置いておきましょう。
フランス人の子にも、餃子の画像を見せられ「これが食べたい」といわれたし、ドイツ人の子も「日本で餃子を食べたことあるけど、美味しかった」といっていたので。
今回は、想像以上に餃子が喜ばれたので、ふるまったときの話と簡単にできる餃子のレシピを紹介します。
餃子が一番人気
なんと実は、1人で餃子を作ったのは今回が初めて。小さいころ、母と一緒に作ったことはありますが、肉だねを皮に包んだだけ。
1人暮らしで自炊をするようになってからも、手間のかかる調理工程を避けがちで、餃子を作ったことはありませんでした。
そんな私の初心者餃子。一応前日に試作品を作って、普通に美味しくできたので、悪くはないだろうと思ってふるまいました。
とはいえ、普段頻繁には食べないであろうアジアンテイスト。みんなの口に合うかドキドキです。
見た目が珍しいのか、売れ行きは良好。みんな皿にとっていってくれます。そして、近くにいた私に「美味しいね」と言ってくれる人が結構いました。
餃子をリクエストしてくれたフランス人には、「一個食べたらすごくおいしくて、全部食べたかった。レシピ教えてほしい」と言われました。
また、フィンランド人の子も、「全部の料理の中で、餃子が一番おいしかった」と言っていました。
まさか、そんなに喜んでもらえるとは予想もしていなかったので驚愕。日本食は美味しいというけれど、餃子は外人の口にも合うのだなぁと思いました。
海外でも作れる!簡単餃子レシピ
餃子の皮は、アジアンスーパーで手に入れます。日本食がほとんどない小さなスーパーですが、餃子は中国製品で売られていました。
ノルウェーのスーパーではニラが売られていなかったので、野菜は玉ねぎで代用しました。中身ほぼハンバーグのような材料ですが、美味しくできるし材料も簡単にそろうのでおすすめです。
材料
- ひき肉 400グラム
- 玉ねぎ 1個
- ニンニク 2かけ
- 餃子の皮 30枚くらい
- 醤油
- 塩・胡椒
- 酒かみりん(あれば)
- 油
作りかた
- 玉ねぎとニンニクを刻んでひき肉と混ぜ合わせます。
- 塩コショウは適当に、しょうゆと酒は大匙一くらい投入します。
- 肉だねを皮に包みます。皮のふちには指で水を付けましょう。そうすることで皮どうしがくっついて閉じます。
- 油を引いたフライパンに餃子を並べ、中火から強火で焼き色を付けます。
- 焼き色がついたら、水を入れてふたをし5分ほど蒸し焼きにして完成です。
皮が焦げると不味くなるので、焼き加減に注意しましょう。水が少なすぎると焦げやすいです。
海外で日本食を作る機会があったら、ぜひ参考にしてみてください。
あらゆるデータを管理される社会とは。映画のような近未来都市はそう遠くない。
スマートシティという言葉を知っていますか。
IoTの先端技術によって、インフラ・サービスを効率的に管理・運営し、人々の生活の質を高め、環境・経済の持続可能性と発展を目指す都市です。
スマートシティは世界中でプロジェクトが進められています。
街全体がインターネットにつながり、あらゆる情報がAIに管理された社会。街では自動運転の車やロボットが活発に駆動しており、すべてが効率化されています。そんなSF映画の空想都市のような世界が一般的になるのは遠い未来の話ではないでしょう。
そんな都市の実現には、大量のオープンデータの使用が欠かせません。あらゆるデータがあってこそ効率化を図れるからです。
スマートシティだけに限らず、これから先の世界はあらゆる行動データが共有され、それに基づいて私たち自身の生活が形成されていくでしょう。
今回は、ビッグデータとAIやIoTの技術が実際に使われている海外の事例を紹介します。近い未来をよりリアルに想像できるでしょう。
ノルウェーのスマートシティ
ノルウェーにある「Ålesund」という都市は、スマートシティの1つです。
ここでは都市全体を3Dモデル化し、多大なデータを使って「デジタルツイン」として様々なシミュレーションおこない、より暮らしやすい街づくりがなされています。
デジタルツインとは、実際の環境に関する情報をリアルタイムで収集しながら、仮想空間上に仮想モデルを構築してシミュレーションをおこなうことです。
Ålesundではデジタルツインを利用し、火事による被害を軽減することに成功しています。
雨や風、気温といった天候データに加え、各車の位置情報、保育園や学校の時間のリアルタイムなデータを活用することで、消防車が渋滞や登下校中の道を把握し、現場までより短時間で着けるようになりました。
デジタルツインでは、常にリアルタイムのデータを収集し続けることでシミレーションが可能になります。5Gによってデータの高速・大容量、多数同時接続、超低遅延・超高信頼性が保たれれば、デジタルツインの可能性はますます広がるでしょう。
中国の信用スコア制度
ここでは個人の行動データの話になります。
中国では、人々の社会的な信用度をスコアとして数値化するシステムが導入され始めています。スコアが高ければローン金利が下がったり病院で優待されるなどのメリットがある反面、信用度が低いと公共交通機関の利用に関してなどさまざまな制限があります。
低スコアによる制限に関していえば、航空券や長距離鉄道のチケットが買えなかったり、NPOなどの組織の立ち上げが禁止されたり、特定のデートサイトが利用できないといった事態が実際に起きています。
この信用スコアは、AIが個人の日々の行動を追跡して採点しています。金銭的な滞納がないかなどはもちろんですが、信用スコアの採点対象は実生活からネットにまで及びます。
例えば、AIによってインターネットでの購入履歴やSNSでの発言などが記録され、ビックデータとして保存されます。また、ゲームのやりすぎも信用スコアの低下につながります。
中国で人気のシューティングゲーム「カウンターストライク:グローバルオフェンシブ」は、ゲームのアカウント作成の際に、信用スコアを導入している芝麻信用のアカウントが必要となっています。
そのため、ゲームの使用データも信用スコアに関する情報として記録されるようです。
このように、あらゆる個人データが管理・使用されるシステムは、今後の発展と共に中国に限らず世界に広がっていく可能性が高いでしょう。
近未来都市のカタチ
今後、オープンデータの使用によってスマートシティが発展すれば、私たちの生活はより快適なものになっていくでしょう。
一方信用スコアのような個人データの収集は、人によっては生活を豊かにし、人によっては生活を不便にしてしまうかもしれません。
データが管理される社会を考えていて、あさのあつこの「NO.6」を思い出しました。環境やデータが管理される理想都市「NO.6」は、実は都市の存続を揺るがす危険因子は秘密裏に排除する闇が深い都市で…という背景の物語です。
もしデータ管理側が正しく運用しなければ、このストーリーのように少し怖いなと思いました。
しかし、あらゆるデータがオープンになるということは、嘘がつけなくなる社会だともいえるので、未来は明るいかもしれません。