白いお部屋

シンプルに幸せを見出す人のお話。

Essay

楽園はどこにある?

桃源、という言葉が目に留まった。人々が探し求める楽園というイメージだったが、本来の意味が気になって、検索窓をたたいた。桃源郷、それは俗世を離れた理想郷。古代中国思想に語られた東洋概念であり、簡潔にいうなら『平和な楽園』だ。 平和で、悲しみや…

好きになれないのは、私が私でいられてないから。

人は自分の興味の中だけでしか生きられない。 人生は、自分の興味の範囲から出られないようになっている。 興味の外に出ようとすると、頭がついていけなくなって、心が離れてしまう。つまり、自分軸から外れてしまうのだ。 自分の興味のあることは、いくらで…

継続のコツは、誰でも最初は未完成だと知ること。

最近、雑談でライブ配信をしている。今日は朝ラジオ配信をした。とっても良い朝になったと思う、自分にとっても、きっとリスナーさんにとっても。 リスナーから「お話上手ですね」とか、「楽しかったです」、「素敵な時間をありがとう」と言われた。たくさん…

捨てられないときに見る言葉。

天気は悪くはない、くもり。 いくつかのものたちとさようならして、部屋もココロもスッキリさせたら、新しい日のスタートがきれる。 私の好きなものは何?自分の本心に向き合って見えてくるものは、もっと大切にしていきたい。 「精霊の木」は面白かったけれ…

もし人魚だったら、憧れたのはたぶん王子様じゃなくて地上の世界そのもの

もし私が人魚だったら、憧れたのはたぶん王子様じゃなくて、海から眺めることしかできなかった地上という未知の世界そのものだろう。 海の中の写真を見て、そんな考えがふと頭をよぎった。 私の人魚の物語は、内面を中心にきっとこう紡がれる。 地上に上がっ…

夏は青。秋は黄金。冬は白。春は茶色。

夏が終わり、季節が秋めいてきた。吹く風が冷たくなり、心地が良い。 そんな新しい季節の訪れをを喜ぶとともに、夏の終わりを少し名残惜しく思う。 四季折々、どの季節にも心が躍る景色が現れる。それを五感で味わう瞬間こそ、季節の醍醐味だ。 季節を一つの…

いさぎよいとは何だろう。

いさぎよい人に憧れた。 言い訳がましいのはみっともないと思った。 あるとき、注意されたことが、私のせいではなかった。説明するのも長くなって、言い訳に聞こえてしまうような気がして、素直に謝った。 そんな素直な姿勢を褒められた。しかし、これは私が…

3年前の大学受験、試験日はなぜか体調が悪かった話。

2020年になり今年もいよいよ受験が始まっていく。 私が受験生だったのはちょうど3年前。センター試験は9科目、二次試験は国公立1校。後期試験も出願したが、私立のすべり止めは受けなかった。 センター試験前日。 夏休み前に部活を引退してから本腰を入れて…

世界は愛にあふれている

愛とは何か。 恋愛、友愛、家族愛、博愛、すべてを総括してシンプルに愛と呼ぶ。最近この愛の本質にたどり着いた。 愛とは、見返りを求めず、ただ周りの人を明るく照らすこと。愛がある人とは、自分から湧き出る愛で、周りの人を明るく元気にする人のことだ。…

ノルウェーの年越しは町じゅうで新年を祝う【ノルウェー留学】

年明け5分前、先ほどから聞こえていた打ち上げ花火の音がしだいに多くなってきた。 外に出ると、川の向こうの町から丘のふもとの住宅街まで、四方八方から花火が上がっている。どこか一カ所で大きな花火が上がるのかと思いきや、いろんな自宅から自由に打ち…

ゆっくりしてたっていい。何もしない日は有意義な人生の余白。

今日は一日何もしなかった。 昼過ぎまでたっぷり睡眠をとって、起きてからも部屋着でごろごろ。行こうと思っていた買い物や洗濯も、気分がのらなかったので、まあいいやと明日に後回し。 こころの向くまま、好きなことだけをのんびりとやって過ごした。チョ…

言いたいことを言えなかった、昨日の私は半分死んだ。

Each time we don’t say what we wanna say, we’re dying. 言いたいことを言えなかった、そのたびに私たちは死んでいく。 オノ・ヨーコさんの言葉だ。ネット上で引用されていたその言葉が、異様に印象に残った。 普段私は、自分の気持ちに素直に生き、基本的…

私の青春の中学時代はもうすぐ10年前になろうとしている。

たまたまYouTubeのホームにAKB48の「Eveyday、カチューシャ」の動画がでてきた。 懐かしさを感じて動画を再生する。 これは私が中学1年生のときに、林間学校で行われたクラスごとの出し物で踊った曲だ。 リリースされてちょうどくらいで、旬の曲だった。 振…

4歳のころからお寺で座禅をくんでいた話。

今日のYouTube大学は禅についての授業だった。 禅はとても面白い教えだと、熱く語られている。 アップルで有名なスティーブ・ジョブズも禅の思想を取り入れていたことで有名だが、アメリカでメジャーなキリスト教と、禅の思想をもつ仏教は、かなり対比的な性…

多様だからこそ面白いこの世界

高校の現代文の授業で読んだ夏目漱石の「こころ」 名作文学といわれ、出版から100年以上たった今でも読まれ続けている本だが、当時の私は筆者が込めたメッセージも、面白さもわからなかった。 教科書に載っているのはほんの一部だが、私の高校では文庫本を購…