白いお部屋

シンプルに幸せを見出す人のお話。

人は何も食べずに生きていけるのか。ブレサリアンという生き方

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食べることにあまり興味がない。

 

できることなら何も食べずに生きていきたい。

 

そう思っていても食事の時間になれば空腹感がやってくる。一食抜くとそれ以降の空腹感は弱まるが、だからといって適当な食生活をおくって体調を崩すのも怖いので、結局ちゃんとご飯を作って食べる。

 

好きな食べ物はあるし、美味しいものを食べているときは幸せだ。それでも、食べることに対して執着がない。だから料理を作って食事することが面倒になる。

 

植物みたいに光合成できたらいいのに。

 

何も食べずに生きていくなんて物語の仙人みたいな人だけだろう。そう思いつつも、もしかしたら実際にいるかもしれないと調べてみた。

 

 

 

食べずに生きる「ブレサリアン」

 

ブレサリアンとは「ブレス(呼吸)」だけで生きる人という意味。水以外の食べ物はほとんど取らずに生きている人たちのことだ。なかには水さえも取らない究極のブレサリアンもいるらしい。

 

一定期間食事をとらない断食ではない。彼らは何年も食べずに生きている不食者だ。

 

何も食べずに生きるのは科学的には不可能であるにも関わらず、実際にそのような生活を送っている人たちがおり研究者から注目されている。

 

ブレサリアンたちはいたって健康だ。アメリカには問題なく妊娠・出産したブレサリアン夫婦もいる。

 

何も食べない生き方は、夢物語ではなかった。

 

ブレサリアンになるには

 

いきなり食べるのをやめるのは危険だ。不食になるにはちゃんとしたステップがある。

 

そもそもブレサリアンは呼吸によって大気のエネルギーを摂取している。だから、この呼吸法を身につける必要がある。

 

また、不食までのステップでは徐々に食べ物を減らしていく必要がある。

 

食事を抜くことでデトックス効果があると話題の「断食」なら聞いたことがあるかもしれないが、断食の際も食事は徐々に減らしていくのが普通だ。

 

不食のメリット

 

不食のメリットはたくさんあるが、大きく分けると精神面・肉体面・経済面に分けられる。

 

精神面では、睡眠の質が上がる・気分がすっりする。肉体面では、免疫力の向上・アンチエイジング効果・消化や排便など身体的負担の軽減。経済面では、食費・光熱費のカット。

 

精神・肉体的なメリットは体験しないとわからないが、経済的なメリットはかなり大きいだろう。

 

とくに食費は、自炊で節約生活をおくっていてもたいてい1人1万円/月はかかる。外食をすればなおさらだ。不食生活によって月数万円節約できるのは大きな利点だろう。

 

食とどのように向き合うか

 

ブレサリアンという存在を知ってから、その生き方に挑戦してはいない。

 

食べずに生きられたら楽だろうが、中途半端な知識で不食生活を始めるのは怖い。しっかり向き合って挑戦することもできるが、それよりも時間を割きたいことが他にある。

 

ただ、そういう生き方ができると知れただけでも人生の可能性が広がった気がする。