断捨離は自分を大切にする行動。【ミニマリストが幸せな理由】
断捨離をして少ないもので暮らすミニマリスト。
断捨離とは、ただ必要なものと不必要なものを仕分ける作業ではない。断捨離の本質は、自分が持っていて幸せになれるものを厳選することだ。
持っていると気分が上がるお気に入りのもの、生活を便利で豊かにしてくれるもの、自分が幸せになるものだけに囲まれた暮らし。ミニマリストは、日々ものと向き合って自分の生活をアップデートしている。
今回は断捨離のメリットと効果から、ミニマリストが幸せな理由をみていこう。
断捨離は自分と向き合うこと
自分が幸せになるものを厳選することは、自分と向き合うことである。
自分は何が好きか、何にときめきを感じるのか、心の感覚を意識しながらものと向き合っていく断捨離。それはより深く自分自身について知ることができる過程だ。
人は案外、自分自身のことをよくわかっていない。
例えば就活の自己分析で自分の長所と短所がすぐに浮かばず、考えるのに時間がかかるのはよくあることだ。
普段から自分自身について内観することはあまりない。そんな人ほど自分と向き合う断捨離が、自分の幸せを知る良い機会になる。
ものを大切にするのは自分を大切にすること
ものは手入れ・管理をしかっり行わなければ廃れていってしまう。
部屋にあるものなら掃除をしなければホコリをかぶって汚れていくし、収納にしまってあってもカビ対策で湿気を取らなければならない。
使われずに棚の奥にしまわれた皿などは定期的な手入れこそいらないかもしれないが、存在自体を忘れられたまま、ただ場所をとっている。
ものを良い状態で使ってあげることが、所有者の役割だ。
管理できないものを持つことは、世話をしないのにペットを飼っているようなものだろう。
断捨離すると、モノの数が自分が管理できる量になる。つまり、ものを大切にしてあげられるようになる。そして自分の好きなモノを大事に扱うことは、自分を大切にすることだ。
自分の好きを通して自分自身を大切にしているから、ミニマルライフは幸せを感じられる。
断捨離で人生の軸が見える
断捨離する過程で、大切にしたいもの、やりたいこと、やりたくないことが明確になる。
すると、自分の中で重要なことや優先順位がつけられるようになるので、何にお金や時間を使ったら良いかが分っていく。
なんとなく流行を追っていた服への無駄使いをやめたり、乾燥機付き洗濯機を購入して嫌いな家事の時間短縮をはかったり。
自分の優先順位に合わせたライフスタイルに変えることで生まれた時間やお金は、重要なことに充てられる。そして人生がさらに豊かになっていく。
断捨離がもたらす幸せ
断捨離がもたらす効果をまとめると3つ。
- 自分と向きあい自分を知れる
- モノを大切にすることを通して自分を大切にできる
- 人生の軸、優先順位にそったライフスタイルに変わる
つまりミニマリストが幸せな理由は、自分を大切にして生きているからだ。
モノを極端に減らさなくてもいい。断捨離は取り入れ方次第で誰にでも豊かさをもたらすだろう。