時代のニーズは消費から生産へ。与えることに価値を見出す
インターネットやSNSで誰でも簡単に発信できるようになった現代。
大量生産されたモノをただ単に消費することに、人々は飽きはじめています。
そんな人々に響くのは、生産者側に参加する機会の提供。人は他人から認められることで承認欲求が満たされるので、受け取ることよりも発信することのほうが満足度が高いのです。
新時代のニーズを満たす、クオリティの高いサービス・商品とは何でしょうか。
参加型のビジネスモデル
客が参加できる余白を上手にデザインすること。
キングコングの西野亮廣さんがYouTubeのニーズについての動画で、そう言及しています。
彼は、渋谷のコンセプトショップの一角に「無料のコーヒー店」をオープンします。そして、その店でコーヒーを50杯提供できる権を一万円で販売するそうです。
コーヒーに提供者の名前を掲出し、知らない誰かにコーヒーを贈りあう文化を創り出そうとしています。
消費者のなかには、間接的にコーヒーをふるまうという生産者的体験に価値を感じる人もいるでしょう。
この仕組みがうまくいけば与える人も受け取る人も幸せになり、豊かな循環が生まれます。
人々が興味を持ち、参加を望む活動は何か。そこにフォーカスすることで、新しい機会を生み出すことができるでしょう。