白いお部屋

シンプルに幸せを見出す人のお話。

3年前の大学受験、試験日はなぜか体調が悪かった話。

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2020年になり今年もいよいよ受験が始まっていく。

 

私が受験生だったのはちょうど3年前。センター試験は9科目、二次試験は国公立1校。後期試験も出願したが、私立のすべり止めは受けなかった。

 

センター試験前日。

 

夏休み前に部活を引退してから本腰を入れて毎日勉強を続けてきたものの、実力の伸びは決して満足いく水準には達していない。

 

ただ、去年の10月や11月まで時間が巻き戻ってほしいとは思わなかった。これでも自分なりにやれるだけのことはやってきた。

 

ここまで来たら後は自分を信じて臨むだけ。なるようにしかならないし、なるようになると思った。どこか、安心感があった。

 

センター試験

 

センター試験は、大雪に降られることもなく順調に会場に到着。応援の先生たちに見送られ、一緒に勉強に励んできた仲間がたくさんいる教室で試験を受けた。

 

記名や受験番号のミスで今年の時間を無駄にしたくなかったので、チェックは3回くらい入念に。

 

試験ではパニックやハプニングは起きなかったが、いつも過去問で練習してるときとは比にならない集中だったと思う。頭に血が上って顔が熱かった。

 

試験が終わったとき、熱が出たときのような少しふらふらする感覚を味わった。知恵熱って本当に出るんだなあと思った。

 

風邪をひいたときのような不快感ではなかったが、試験後しばらくその感覚が続いた。

 

結果は、苦手な数学が予想の範囲内の悪さ。英語は自己最高得点。数問しか間違っていなかった。他の教科はまあまあ、いつも通りといったところ。

 

この結果を踏まえ、二次試験までの残り約1ヶ月間、また勉強に励んだ。

 

二次試験

 

二次試験は、前日に新幹線で東京までやってきた。

 

ホテルから大学までの道を確認して、あとは少し勉強してから明日に備えて寝るつもりだった。

 

しかし電車の中で気持ち悪くなり、ホテルの前に病院に向かうことに。結果は軽い胃腸炎

 

普段めったに体調を崩さない私が、このタイミングで胃腸炎

 

この大学に進むべきではないという神のお告げかと思った。なぜなら去年の秋、3学年の行事で神社に合格祈願に行ったとき、「私にとって良い道なら志望大学に合格できますように。」と祈ったから。

 

その日は大学の確認もできず、予定していた勉強にも手を付けずに、ホテルでずっと休んでいた。YouTubeで”ブルゾンちえみ”をみてリラックスできるくらいの気力はあった。

 

次の日、全快ではなかったが、テストを受けられるくらいの体調まで回復。

 

絶対受かる自信はなかったが、体調を含め現時点での実力を出し切れたと思った。

 

合格発表

 

あれから後期試験の勉強をしつつ合格発表を待った。

 

発表まであと数分。パソコンの前で家族で待機。私より母の方が緊張していてうるさかった。

 

結果は合格。

 

合格したことはもちろん嬉しかったが、試験勉強から解放されることが嬉しかった。次の日、1人で「君の名は」を見に行った。去年の夏大ヒットし、まだ上映されていたのだ。

 

ところでもし神がいるとしたら、私の胃腸炎は何の意味があったのだろう。結局合格したので、自分なりの意味付けができなかった。

 

ただ現実がどうであれ、なるようになるし、なるようにしかならないので、ただ今自分ができることをやるだけだと思った。